看護師によくある貯金事情について

看護師は比較的高給取りというイメージが定着しており、貯金もしっかりできているのではないかと一般的に考えられている。実際に20代や30代で単身世帯の看護師の貯金事情は100万円以上が多く、人によっては200万円や300万円以上、40代や50代になると1000万円以上の貯金ができているという人も見かける。

ただ実際の貯金事情は決して安定しているというわけではないようで、貯金額が100万円を下回ってしまうケースも珍しくないようだ。特に結婚している看護師の中には貯金が50万円を下回ってしまうケースもあり、厳しい事情を抱えている人も増えている。そんな看護師の貯金事情でよくあるのが、就職や転職に失敗したというケースだ。

看護師はどこも人手不足であることから比較的簡単に就職・転職しやすいと言われており、中には何も検討せずにサクッと転職をしたというケースもある。その結果、給料が安くて仕事が忙しい、給料が高くても仕事が忙しくて割に合わないなどの状態になってしまい、仕事を続けられなくなったという人も多いようだ。そのため貯金できるほどお金が溜まらず、ある程度溜まっていたとしてもストレス発散などで散財してしまって貯金がなくなるといった実情がよくあるという。

また結婚や出産が重なると出費が増えてしまうのに対し、子育てで働ける時間が限られてしまうため、貯金できていたとしても徐々に生活費で減ってしまうという実態も多い。中には離婚してシングルマザーになった人もおり、そのような人たちはさらに貯金ができなくなってしまうという悲しい事情を抱えてしまうようだ。

自身の将来がどうなるかは誰にもわからないものだ。いつ、何時なにがあっても安心できるよう、若い内からコツコツと貯金をしておいた方がいいといえるだろう。